Moi dix Mois 神秘で荘厳、永遠不変のゴシック世界を追い求める!独占インタビュー(前編)
—Moi dix Moisの編曲にはクラシック要素が多く用いられ、Manaさんはヴァイオリンやパイプオルガンなどの音色にも非常にこだわっていますが、クラシック音楽家や交響楽団とのコラボや共演について考えたことはありますか?
Mana:シンフォニックゴシックメタルとの相性は良いですから考えたことはあります。ゴシック大聖堂で壮大なるパイプオルガンとの共演とか…夢が膨らみますね。
—Manaさんは30年以上にわたって音楽活動を続け、常にゴシックメタルを貫いてきました。その継続の秘訣は何ですか?また、ゴシックメタルの魅力はどこにあると感じていますか?
Mana:ゴシックの世界は普遍である。変わらない世界。流行りに流されることのなく、この世界が好きであれば一生愛せる。私はゴシックの世界をとても愛してます。今後もずっと広めていきたいと思います。
—Manaさんは音楽やビジュアルへのこだわりが非常に強いことで知られていますが、プライベートでも同じように信念を貫く性格でしょうか?
Mana:プライベートでも常にゴシックファッションです。基本黒い服しか持っていないので、真っ黒なクローゼットで服を探すのも一苦労です。バッグなども基本黒しか持っていないです。髪の毛も黒髪で結構なロングヘアなので街ではちょっと目立ってしまいますが、これが私の生きる道なので、これからも変わることはないでしょう。
—Moi dix MoisやブランドMoi-même-Moitiéでは、ロゴやアイメイク、衣装などに深い青色が多く使われていますが、この深い青色にはManaさんにとってどのような深い意味がありますか?
Mana:実は海が好きで(泳いだりはしませんが)昔から海の波の音のCDを買ってよく聞いてました。海底に失われた文明が沈んでいるとも言われ、海はとても神秘な世界。なので海の青に魅せられ、青が私にとって心落ち着く色なのかもしれません。
—Moi dix Moisの十芒星ロゴや、Moi-même-Moitiéの燭台ロゴはいずれも左右対称のデザインになっていますが、そこにも特別なこだわりがあるのでしょうか?
Mana:幼少の頃からオカルトな世界が好きで、ペンタグラムや魔法陣、中世の天秤、あとパルテノン神殿などのデザインには特別な思いがあるので、それらが反映してると思います。
Photo / ANN—これからMoi dix Moisは日本ツアーを行い、新曲も制作中と伺っています。今後の具体的な目標や展望があれば教えてください。
Mana:制作途中のNEWアルバムを出して世界各地を巡りたいですね。
—Manaさんは以前、飛行機が苦手と聞いたことがありますが、今回の上海への往復は無事でしたか?あるいは、すでにその恐怖を克服されましたか?
Mana:いまだに飛行機は苦手ですが、飛行機自体はすごく好きなんです。飛行機のことは結構研究していて、早く超音速旅客機が登場することを夢見ています。乗ったことはないですがコンコルドが凄く好きなので。
—メンバーの皆さんはまだ台湾でのライブ経験はありませんが、台湾にはどのような印象をお持ちですか?今後、台湾でライブを行う可能性はありますか?
Mana:台湾には行ったことがないので、私には未知なる神秘なる場所です。とても興味があるので、是非ともライヴで訪れたいです。
Seth:旅行で行った事があってとても大好きな都市です。毎日夜市に出向いては洋服を見たり食べ歩いたり(笑)胡椒餅がとても美味しいのと、大きな鶏の唐揚げが美味しかったな!!九份に行ってジブリ映画の舞台になっていることもすぐに分かったし是非ライヴでも訪れてみたい場所です。
Ryux:別の活動では2005年にFormoz Festivalに出演したり、何度か台北〜台中LIVEツアーをやった事があります。THE WALLやPIPE LIVE MUSICはとても好きなライブハウスです。素敵な音楽仲間も居るし、Moi dix MoisでもLIVE出来たら嬉しいなと思っています。
Sugiya:台湾の歴史・文化・政治と、興味が尽きません、とても魅力を感じています。条件が合えば是非ライブしに行きたいです。
Hayato:行ってみたいです!日本の文化に関して理解を示してくれる人が多い印象があります。災害などの際にもすぐに名乗りを上げてくださるイメージがあるので友好的に感じています。知識がまだ浅いので実際に訪れて知りたいことが多くあります。台湾のエージェント様、Moi dix Moisへのお声がけをお待ちしております!
Photo / ANN—これまで台湾のファンが日本まで遠征してMoi dix Moisのライブに参加することも多かったようですが、台湾のファンに向けてメッセージをお願いします。
Mana:以前からライヴやイベントなどで「台湾から来ました!是非、台湾に来て下さい!」という台湾ファンのアクションは知っているので、次は我々の方から訪れたいと願ってます!
Seth:Moi dix Moisをどこまでも広めてその世界へ皆んなを引き摺り込みたい。その為にも世界各国へ訪れ実際にMoi dix Moisを目の前で見てもらう事が必要です!!あなた達が強く望めばその思いが届きあなた達の元へ行き素敵な時間を共に出来るであろう!!
Ryux:台湾から応援してくれている人達の声、愛情は既に自分達の元に沢山届いているので、是非とも自分達の生の声、音、愛情を届けに行きたいと思っています。
愛甲欲死!台湾520♡
Sugiya:我々はこれまで以上に音楽を研ぎ澄ましていきます。それらのパフォーマンスを皆さんと台湾で共有できるよう願っています。是非台湾に呼んでください。
Hayato:いつも応援をありがとう!日本公演の際に台湾ファンの方からお手紙やプレゼントを頂くことも多いので、遠くから会いに来てくれることをとても有難く思っています。この先、私たちの方からも会いに行く機会に恵まれることを願っています。
取材協力 / LIVE HUNTER
Photographs / ANN
